不条理な世界 (その2) [名文句]
第2弾です。第1弾は、こちら。
私は現実から目をそむけ、マンガやアニメに没頭した。一見して荒唐無稽に見える世界であっても、現実よりはずっと筋が通っていた。たまに善人が殺されることがあっても、それはストーリー上の必然であり、その死には必ず何か意味があった。意味のない悲劇などない。
(山本弘『神は沈黙せず』より)
―― たしかに、バーニイとかチャオズとか、まごうかたなき犬死を遂げたキャラであっても、ストーリー上の必然性はあったからなぁ。逆に言えば、「フィクションは、どんなに不条理な死からも必ず教訓なり何なりを導き出す」とでもなるか。
人生は快い。死は安らか。厄介なのは、その変わりぎわだ。
(アイザック・アジモフ『ミクロの決死圏2――目的地は脳――(上)』より)
―― 主要人物の1人であるデジニョーフは、「親父の口癖だが・・・・・・」と言っては、気の利いた警句を連発する。他にも、いろいろあるが、今回はそのうちの1つだけ紹介しよう ―― 「ポーンはチェス盤の上で一番重要な駒だ ―― ポーンにとっては」。
成熟とは苦い失望だ。治す薬はない。治せるものを強いてあげるとすれば、笑いだけだろう
(カート・ヴォネカット・ジュニア『猫のゆりかご』より)
―― ボコノン教の教祖・ボコノンのありがたい(?)お言葉。ボコノンの台詞にも、気の利いたものが多い。「グランファルーンを見たいなら/風船の皮をむいてごらん」 など。グランファルーンとは、一言で言うなら「偽りの連帯」とでもなるか。
ボコノン教に関しては、このページがけっこう参考になる。
「生命、宇宙、その他もろもろの答えは(・・・中略・・・)四十二です」
(ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイクガイド』より)
―― これまで何度も取り上げた『銀河ヒッチハイクガイド』から、とっておきの名文句を。宇宙最高のスーパーコンピューターが750万年かけて計算した結果、導き出した解答がこれ。あきれや驚きを超えて、もはや感動的なまでに不条理な宇宙観である。
Wikipediaにけっこう詳しい解説が載ってるので、興味のある方はどうぞ。











「ポーンはチェス盤の上で一番重要な駒だ ―― ポーンにとっては」
コレいいな
でも
「歩は将棋盤の上で一番重要な駒だ ―― 歩にとっては」
にするとぜんぜんダメだな
ふつーに重要だし語呂が悪いしな
by karesawa (2006-10-31 23:06)